[2005年12月6日プラハ]天皇誕生日祝賀レセプションがプラハ市内ホテルで開催されました。レセプションにはパロウベク首相もお越しになり、オペラ歌手慶児道代さんによる両国国歌の独唱の後、和やかな雰囲気の中、大使及びパロウベク首相は、天皇陛下の誕生日を祝し、両国のこれまでの良好な関係を歓迎し、今後さらにその関係を飛躍させたいとの挨拶を行いました。
乾杯の挨拶をする熊澤大使(右)とパロウベク首相(左)
談笑する熊澤大使とパロウベク首相
[2005年11月29日プラハ]チェコにおける日EU市民交流年の閉幕行事として、雅楽・舞楽・声明公演 "創造する伝統2005"が、クラウソヴァー大統領夫人の臨席を得て、プラハ城にて開催されました。チケットは当日の2週間前に完売し、当日は、480名の来場者で満席となりました。
今回の雅楽公演は、神聖ローマ皇帝カール4世を始めとする歴代の国王が居住し、現在も大統領が執務しているプラハ城で実施されました。チェコで最も格式が高く、通常非公開であるプラハ城のスペインの間にて、この1年盛り上がりをみせた日EU市民交流年の閉幕行事が開催されたことは大変象徴的でした。
クラウソヴァー大統領夫人と熊澤大使夫妻
声明(僧侶による声楽)
天王寺雅亮会による踊り
舞踊とバレエの共演
チェコでは、今年1年間で77件の日本とチェコの交流を深めるための日EU市民交流年認定事業が行われました。皆様には行事に積極的にご参加頂きありがとうございました
[2005年11月21日プラハ]プラハ市内ギャラリー「クリティクー」において、国際交流基金巡回展「坂本一成建築デザイン展」のオープニング及び坂本一成・東京工業大学教授によるレクチャーが、日・EU市民交流年行事の一環として開催されました。レクチャーには120名を越す市民が集まり、2つのモニターを活用した坂本教授の説明に聞き入っていました。
2つのモニターを利用したレクチャーの様子
モデルを説明される坂本教授(左)と大使夫妻
[2005年6月1〜3日プラハ]プラハ市内フォリマンカ・ホールにて、日・EU市民交流年のハイライト行事として、在チェコ日本国大使館・チェコ教育省・国際交流基金との共催で、日本人相撲力士とチェコ人相撲力士を迎えての相撲イベントが行われました。会場は熱気に溢れ、700名収容できる会場はほぼ満席となりました。
相撲実演者として、大山隆盛さん(近畿大学4年、22歳、171cm、135kg)谷岡史裕さん(近畿大学4年、21歳、170cm、120kg)の2名と、講師の竹内龍作氏を招いて行われた今回の相撲イベントでは、まず、熊澤大使及びラーズル教育省スポーツ局長から挨拶があり、その後、日本人力士とチェコ人力士による相撲デモンストレーションが行われました。
相撲デモでは、「四股(しこ)」・「俣割(またわり)」・「すり足」等の相撲の基本動作、及び、「上手投げ」、「押し出し」、「寄り切り」等の相撲基本技が紹介されました。特に、足を「一の字」にする俣割(またわり)では、相撲力士の体の柔軟さに会場内は感嘆の声があがり、また、「上手投げ」のデモンストレーションの際には、勢いよく力士が投げ飛ばされる技の切れ味に拍手が沸き起こりました。
その後、日本人相撲力士2名、チェコ人相撲力士6名の計8名による相撲トーナメントが行われました。優勝は日本人力士の大山隆盛さん、準優勝はチェコ人力士のペトル・ペトラークさんでした。準決勝の際、ペトラークさんが日本人力士谷岡史裕さんを倒した際には、会場内は興奮しシュプレヒコールが鳴り止みませんでした。
最後に、子供と相撲力士との力自慢大会が行われ、総勢約15人の子供達が相撲力士を相手に相撲を取った他、相撲力士が子供達に「まわし」をつけるデモンストレーションが行われました。
このイベントに先立ち、6月1日にはプラハ動物園での「子供の日」イベントに参加して子供達を魅了し、また、3日には、プラハ市内体育ギムナジウムを訪問し、相撲に関するレクチャーを行いました。
一連の相撲イベントを通して、チェコの人々に日本の国技である相撲を親しんでもらい、日本とチェコの交流を深める場になったのではないかと思います。
[2005年1月24日プラハ]「チェコにおける2005年日・EU市民交流年」のオープニングを飾る勇壮な和太鼓コンサートが、プラハ市内『ラテルナ・マギカ』にて開催されました。富士の裾野での集団生活で養われた一体感に裏打ちされた一糸乱れぬバチさばきや、メリハリが利き魂を揺さぶる鬼太鼓座の演奏は、超満員の会場を何度となく沸かせ、公演終了後、観客の皆さんは口々に満足感を表現して帰られました。本公演のチケットは、発売開始1週間で完売になるなど、チェコにおける日本文化への関心の高さが伺われる公演となりました。
この公演に先立ち、23日、鬼太鼓座は、プラハ9区ドルニー・ポチェルニツェにある「ドルニー・ポチェルニツェ子供の家」を訪問、その技を両親のいない子供達に披露しました。締め太鼓や尺八、篠笛等の伝統的な楽器の奏でる音色に、子供達は目を丸くしていましたが、剣玉やプラハ市内で買い求めた木製玩具を楽器として利用する鬼太鼓座のユーモアのセンスは、子供心をしっかりと掴んでいました。