日本・チェコ関係

1 政治関係

(1)両国の交流は,1920年,日本が,チェコスロバキア共和国から,初代の駐日特命全権公使カレル・ペルグレルの受け入れを決定したことで,両国の外交関係が開設されたことに始まる。戦時中に国交が途絶えたものの,1957年に国交を回復し,伝統的に良好な関係を築いてきた。1989年末の民主革命後,両国関係は急速に拡大。

(2)日本は1993年1月1日のチェコ独立と同時に同国を承認し,同1月29日に外交関係を開設した。

(3)2017年に両国の国交回復60周年を迎え,同年1月に日本の外務大臣として16年振りに岸田外務大臣がチェコを,同年6月にチェコの首相として12年振りにソボトカ首相が日本を訪問した。

(4)2019年4月,安倍総理がスロバキアを訪問した際に第三回「V4+日本」首脳会合(安倍総理,バビシュ首相が出席)及び日・チェコ首脳会談が実施された。

(5)2019年9月,大島衆議院議長がチェコを訪問し,ゼマン大統領や両院議長等と会談を行ったほか,ペトシーチェク外相より外務大臣賞を授与された。

(6)2019年10月,バビシュ首相が日本を訪れ,即位の礼に出席したほか,安倍総理及び麻生副総理兼財務大臣と会談した。

(7)2019年12月,アジア欧州会合(ASEM)外相会合に出席するためにスペインを訪問した茂木外務大臣は,ペトシーチェク外相と会談した。

2 経済関係

(1)日本の対チェコ貿易(2018年,財務省貿易統計)

(2)日本からの直接投資(累計)
3,803百万米ドル(2018年10月現在,ジェトロプラハ事務所)
主要事例:TV製造,自動車製造等

(3)進出日系企業数
266社(2019年7月現在,ジェトロプラハ事務所)

3 文化関係

(1)両国の文化交流は,伝統的に盛んであったが,近年では茶道,生け花などの伝統文化に加え,アニメ等を始めとするポップカルチャーの人気が非常に高まってきている。

(2)チェコの大学では,現在,3つの国立大学に日本学科/日本専攻が設けられている(カレル大学(プラハ),マサリク大学(ブルノ),パラツキー大学(オロモウツ))。

(3)自治体間交流に関しては,現在,ピルゼン市と高崎市(1990年),カルロヴィ・ヴァリ市と群馬県草津町(1992年),プラハ市と京都市(1996年)が姉妹都市関係を結んでいる。2010年は高崎・ピルゼン市姉妹都市関係樹立20周年を迎え,両市において記念行事が行われたほか,2016年は京都・プラハ市姉妹都市関係樹立20周年を迎え,京都市長及び京都市会議員団のプラハ市訪問とともに「プラハにおける京都文化の日々」と題する記念文化行事が行われた。また,2017年は草津町・カルロヴィ・ヴァリ市姉妹都市樹立25周年を迎え,カルロヴィ・ヴァリ市において記念行事が行われた。

(4)日・チェコ国交回復60周年を迎えた2017年には,両国において,「チェコにおける日本文化年」,「日本におけるチェコ文化年」と題して,様々な記念事業を実施。その中の主な事業として,3月8日から6月5日までアルフォンス・ムハ(ミュシャ)代表作「スラブ叙事詩」全20点を海外で初めて日本の国立新美術館にて公開し,多くの反響を呼んだ。

(5)本年,日本とチェコは交流100周年を祝い,両国で様々な記念事業を実施している。(詳細はこちらhttps://www.cz.emb-japan.go.jp/100/

4 在留邦人数

2,248人(2018年10月1日現在)

5 在日当該国人数

417人(2019年6月末現在,法務省調べ)

6 要人往来(1993年以降)

(1)日本側より

1994年12月松永政府代表
1995年9月衆・外務委員会調査団
1996年8月河野前外務大臣
1996年9月武藤元外務大臣/日・チェコ友好議連会長
1996年10月清子内親王殿下
1997年8月池田外務大臣
1997年8月斎藤参議院議長
2000年9月宮澤大蔵大臣・速見日銀総裁(G7.IMF.世銀総会)
2001年7月田中外務大臣
2002年7月天皇皇后両陛下
2003年8月小泉総理大臣
2005年1月中川経済産業大臣
2005年11月金田外務副大臣
2008年7月横路衆議院副議長
2009年5月麻生総理大臣
2011年12月山根外務副大臣
2013年4月赤羽経済産業副大臣
2014年4月赤羽経済産業副大臣
2014年7月新藤総務大臣
2016年7月川端衆議院副議長
2017年1月岸田外務大臣
2017年7月郡司参議院副議長
小林防衛大臣政務官
2017年8月世耕経済産業大臣
2019年7月田中内閣副大臣
2019年9月大島衆議院議長

(2)チェコ側より

1995年12月ハヴェル大統領(民間招待)
1996年9月クラウス首相(公式実務訪問)
1996年10月ドロウヒー商工相
1997年12月ピトハルト上院議長(参議院招待)
1999年5月カヴァン外相(外務省賓客)
1999年10月ハヴロヴァー大統領夫人
2000年6月ハヴリーチェク上院第一副議長
2001年4月下院外務委員会代表団
2002年2月ルスノク財務相
2005年5月ヤーン経済担当副首相         
ブスコヴァー教育相         
ピトハルト上院副議長
2005年6月パロウベク首相
2005年9月シモノフスキー副首相兼運輸相
2006年11月マルチーネク地域開発相
2007年2月クラウス大統領(公式実務訪問),シュワルツェンベルグ外相同行
2008年9月クラウス大統領
2009年3月ブルシーク副首相兼環境相
2009年11月-12月ソボトカ上院議長(参議院招待)
2010年5月コピツォヴァー教育・青年・スポーツ相
2011年10月シュワルツェンベルグ第一副首相兼外相
2014年11月ムラーデク産業・貿易相
2015年3月ブラベツ環境相
2015年7-8月ハマーチェク下院議長
2015年12月ストロプニツキー国防相
2017年3月ヘルマン文化相
2017年6月ソボトカ首相(実務訪問賓客),ハヴリーチェク産業・貿易相及びヘルマン文化相同行
2018年5月ヴォンドラーチェク下院議長
2018年10月プラガ教育・青年・スポーツ相
2019年6月クベラ上院議長
2019年10月バビシュ首相