安全情報

令和8年7月1日

日本人の犯罪被害概況

チェコではプラハ市内を中心に、毎年、多くの日本人が犯罪被害に遭っています。日本人旅行者の被害の大部分は、観光スポットや地下鉄でスリ・置引きに遭うものです。特にパスポートが盗難被害に遭った場合には、その後の日程変更を余儀なくされる場合が多いため、旅行中は、パスポート及び貴重品は自分の注意が行き届く場所で携帯・保管してください。また、チェコに居住する在留邦人の犯罪被害としては、スリ・置引きのほか、車上狙いや住居侵入などの被害が散見されます。

犯行手口やその対策、大規模災害等(原子力発電所での事故、河川の増水・氾濫、鳥・新型インフルエンザの大流行)に関する詳しい情報は、「安全の手引き」(PDF)を参照ください。
また、チェコの一般犯罪情勢は「チェコの犯罪・交通事故情勢(2019年)」(PDF)を参照ください。
 

邦人が犯罪被害に遭った最近の事例(注意を要する犯罪事例)

  • 12月某日夕刻、邦人グループ旅行者が、宿泊中のホテル(プラハ6区Suchdol所在)客室内で、現金や貴金属を盗まれる被害に遭いました。グループ旅行者がホテル内レストランにて食事中、何者かが隣家の屋根を伝って客室窓を打ち破り、複数の客室内に侵入した模様です。ホテルに宿泊する際は、客室が地上階ではなくとも、窓の状況を確認し、外部から容易にアクセスできるような状況が認められる場合には、部屋を代えてもらうなどの対策が推奨されます。また、客室を留守にする際も、室内に貴重品を置き放しにせず、金庫内に収納すると共に、客室内の電気は消さずに不在であることを容易に分からなくするなどの防犯対策も効果があります。 (2015年12月16日更新)
  • 5月某日深夜、邦人旅行者が、宿泊中のホステル客室内で、就寝中に枕元に置いていたバッグを盗まれる被害に遭いました。ホステルは、一般的に相部屋の宿泊者がいることや、不特定の人物が出入りできることが多いため、宿泊される場合には、貴重品を肌身離すことなく管理するなど、最大限の注意を払って下さい。 (2015年5月15日更新)
  • 3月某日、邦人旅行者が、カレル橋付近の現金両替所に入ろうとした際、店の前で男から「良いレートで換金する」と声を掛けられ、ユーロをチェココルナに換金したところ、1枚目のみが200コルナ札で残りの紙幣は価値の低い他国紙幣を手交されるという詐欺被害に遭いました。路上での現金両替は絶対に行わないで下さい。(2015年3月23日更新)
  • 3月某日深夜、邦人が、宿泊中のホテル(プラハ市内)客室内に置いていた財布を盗まれる被害に遭いました。就寝中に、何者かがオートロック式客室扉を開けて侵入した模様です。客室内にいる際は、扉のダブルロックを使用すると共に、貴重品はセーフティボックス内で保管するようにして下さい。 (2015年3月6日更新)
  • 2月某日午後7時ころ、邦人旅行者が、宿泊中のホテル(プラハ市内)客室内に置いていたバッグ(パスポート及び現金在中)を盗まれる被害に遭いました。オートロック式客室扉の鍵を閉めていたにもかかわらず、何者かが客室内に侵入した模様です。客室内にいる際は、扉のダブルロックを使用すると共に、貴重品はセーフティボックス内で保管するようにして下さい。また、客室を留守にする際には、室内に貴重品を残さないように努めて下さい。(2015年2月20日更新)

【邦人の皆様へのお願い】

在チェコ共和国日本国大使館領事部では、邦人が犯罪被害に遭われた事例を皆様にも案内させて頂き、さらなる被害が生じないように注意喚起に努めます。図らずも犯罪被害に遭われた方で、本趣旨にご賛同頂ける方は(ryoji@ph.mofa.go.jp)まで被害に遭われた状況などをご提供頂けたら幸いです。
 

主な犯行の手口と対策(「安全の手引き」より)

(1)スリ

【被害の事例】

最も多い被害例は、観光地区の路上、観光施設、土産物店、地下鉄、トラム、バス等において、カバンのチャックを気づかないうちに開けられ、貴重品を奪われるものです。刃物でカバンの側面を切られる事件も見られます。スリ犯は、被害者にさりげなく近づき、隙を見て巧みに犯行に及んでいます。また、複数人で役割分担し、犯人の一部が親切な素振りで話しかけたり、混雑した場所で進路を阻むなどして被害者の注意をそらした隙に、仲間の犯人が犯行に及ぶこともあります。地下鉄、トラム、バスでの犯行の場合、車両に乗り込む際に背後から押し込んだり、車両内で取り囲むなどして被害者の身動きを封じたりするほか、話しかけて被害者の注意をそらした隙に犯行に及んでいます。

【被害の発生場所】

プラハ市内では、観光地周辺(プラハ城、カレル橋、旧市街広場、ヴァーツラフ広場)や地下鉄、トラムなどの公共交通機関内で被害が多く発生しています。

【対策】

  • 外出時には、できるだけ携行品を少なくする。財布は、すぐに取り出せる位置で携行しないで下さい。
  • カバンは、ファスナーのある物や鍵のかかる物を用い、混雑した場所では、自分の手前側で携行するようにして下さい。また、カバンのチャックが簡単に開かないようカギやピン、クリップなどで止めることも有効です。チェーン付きの財布を使用したり、財布に鈴を付けることも盗難防止効果があります。
  • 万一の場合に備え、現金の携行は少なくしたり、分散して保管するなどリスク管理に努めて下さい。
   

(2)置引き

【被害の事例】

最も多い被害例は、飲食店で、椅子の背もたれに掛けていたカバンや座席の上に置いていた荷物を持ち去られるものです。犯人は、食事や会話中の人物の動向を観察していて、注意がおろそかになった瞬間、気づかれないよう巧みに犯行に及びます。また、犯人の一人がテーブルに近づいて話しかけるなど注意をそらした間に、仲間の犯人が荷物を奪う事例もみられます。犯人が路上から手を伸ばして、窓際のテーブルや座席上の荷物を瞬間的に奪うケースもあります。同様に多い被害例は、長距離列車内での置き引きです。これは、被害者が座席に着く際、親切を装って話しかけてきた犯人らに注意をそらされ、荷物を持ち去られるものです。犯人は、複数で犯行に及び、被害者が座席に着こうとする際、犯人の一人が大きな荷物を棚に上げるのを親切に手伝うふりをしたり、窓の外からノックしたりして注意を引きつけ、その瞬間に仲間の犯人が座席上のカバン等を奪っています。

【被害の発生場所】

被害は、観光地の飲食店、長距離列車が発着するプラハ本駅などで多く発生しています。

【対策】

  • カバンは、常に手元や身体から離さないようにして、飲食店内でも足下に置かない。特に、見知らぬ人物が近づいて声をかけてきたような際は、要注意です。
  • 長距離列車内では、「荷物を網棚に載せてあげる」などと親切に話しかけてくる外国人に警戒する。
 

安全対策のための資料・各種パンフレット

外務省では、在留邦人や渡航者の海外における安全対策のために「海外安全ホームページ」を開設しています。同ページでは、注意事項をまとめた資料及び各種パンフレットを案内しております。これらの中には、『海外安全虎の巻』や『海外で困ったら』のように当館でも配布しているものがあります。いずれの資料も次の外務省ウェブサイトからダウンロード可能です。

海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/

海外安全パンフレット・資料:http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html